鹿児島の誇りを、世界へ
JA鹿児島県経済連グループの一員であるJA食肉かごしまは、「かごしまブランドを 〜育てる・守る・届ける〜」をモットーに、鹿児島が誇る食肉を全国へ届けています。全国和牛能力共進会で日本一に輝いた鹿児島黒牛、そして黒豚や茶美豚など、鹿児島を代表する畜産物を、生産から加工、販売まで一貫して担っています。県内の農家や経済連農場で大切に育てた牛や豚を、徹底した品質・衛生管理のもと、安心・安全な製品としてお客様のもとへ届けること。それが私たちの使命です。これまで全国へ広げてきた「かごしまブランド」を、いま、世界へ。鹿児島の自然と生産者の想いが込められた食肉を、海外の皆様にも直接味わっていただきたい。その想いから、海外輸出事業に取り組んでいます。
日本一に輝いた鹿児島黒牛
鹿児島黒牛は、日本を代表する黒毛和種ブランドのひとつです。令和4年(2022年)に開催された第12回全国和牛能力共進会において、内閣総理大臣賞、農林水産大臣賞を含む複数部門で1位を獲得。“日本一”の評価を受けました。
全国和牛能力共進会は、5年に一度開催される和牛の祭典であり、改良の成果と肉質の優秀性を競う国内最高峰の舞台です。この受賞は単なる一時的な評価ではなく、
長年にわたり積み重ねてきた血統改良と肥育技術の結晶です。鹿児島県は黒毛和牛の生産頭数において全国トップクラスを誇る一大産地でもあります。
量だけでなく質を追求してきた結果、安定した肉質と高い評価を両立するブランドへと成長しました。きめ細やかな霜降り。やわらかく繊細な口あたり。脂の甘みと赤身の旨味が調和した味わい。それが鹿児島黒牛の特長です。
風土と技術が育む、確かな品質
鹿児島県は、南北約600kmにわたる広大な土地と温暖で穏やかな気候に恵まれた畜産県です。桜島を望む肥沃な大地、清らかな水、温暖な環境。こうした自然条件が、牛の健やかな成長を支えています。
鹿児島黒牛は、急がず、じっくりと時間をかけて肥育されます。飼料の配合、給餌のタイミング、牛舎環境の整備、体調管理。一頭一頭の状態を見極めながら、生産者が丁寧に向き合います。また、鹿児島県では畜産試験場やJAグループによる技術指導が行われ、血統管理や肉質改良の研究が継続的に進められています。生産者同士が情報を共有し、技術を高め合う体制が整っていることも安定した品質を支える大きな要素です。その結果として生まれるのが、均整の取れた霜降りと、しつこさのない上品な脂の甘み。和牛本来の旨味を最大限に引き出した味わいです。
一頭ごとに守られる信頼― トレーサビリティと衛生管理
鹿児島黒牛は、一頭一頭に個体識別番号が付与され、出生から出荷までの履歴が管理されています。この制度は牛トレーサビリティ法に基づき、生産者情報や飼養履歴、移動記録などを確認できる仕組みとして整備されています。個体識別番号を通じて、「どこで生まれ、どのように育てられた牛なのか」を追跡することが可能です。生産の背景が見えること。育成の過程を確認できること。それは単なる制度ではなく、信頼を可視化する仕組みでもあります。また、加工・出荷の各工程においても、衛生基準に基づいた管理体制のもと、品質と安全性を守る取り組みが徹底されています。一頭単位で証明できる透明性と、工程ごとの衛生管理の積み重ね。その両輪によって、鹿児島黒牛の安心は支えられています。